すでにトランペットを吹き始めて数年たち簡単な曲なら吹ける、もしくは、吹奏楽部に所属していて学校の楽器ではなく、My Trumpetが欲しいと思っている方々。
そろそろ、高級品という部類に属するメーカーの楽器が気になる頃です。
この高級品というのは、私たちプロ演奏家も使う楽器と同等です。
YMAHAのカスタム、Bachのストラディバリウスモデル、シルキー、ホルトン、ストンビ、セルマー、コルトワ・・・何種類ありましたっけ?この中でもプロが通常使っている楽器は、YAMAHA、Bach、シルキーが多いようです。
なかでも、Bachが多いのは事実です。しかし、この3種類のメーカーに関しては、あくまで好みの問題で使っているのでどれが一番良いとは言い切れません。価格はYAMAHAとBachが大体同じくらいでしょうか、シルキーはそれらよりちょっと高いです。
違いに関しては、楽器屋さんに聞いてください。
いずれにしても、いきなり20万円を超えてしまいますので、よ〜〜く考えて決断しましょう。さて、この場合の楽器選びですが、この辺になってくるといわゆる「ある程度手作り」ということになってきます。そうすると、作りはとても丁寧なのですが、品質に若干のバラツキが出てきます。不良品ということではなく、一本一本微妙に音色が違ったり、音程の癖があったりします。また、楽器の材質も数種類あって、普通の真鍮のイエローブラス、ちょっとだけ銅が多いレッドブラス(ゴールドブラスとも言われている)、錫をちょっと含んだ銀色のブラスなどなどです。錫のブラスは殆ど見かけませんけど。
また、クリア・ラッカーをかけたもの、銀メッキをかけたもの、はたまた金メッキをかけたもの等あり価格帯も様々です。これらも、全くのこのみですが、楽器の保ちという観点で言えば、金メッキ、銀メッキ、ラッカーの順だと思います。また、本体の材質とラッカー、メッキの種類の組み合わせで多様な音色の選択が出来ます。
さて、この楽器の場合、専門家に選定してもらうのが一番よいでしょう。
知り合いに専門家がいない場合、楽器屋さんに相談して「どこどこの誰々先生に選んで欲しい」といえば、選定料分だけ高くなりますけど、相談に乗ってくれると思います。
また、楽器屋さんによっては、あらかじめ選定品というものを売っている場合がありますのでそういうのを選ぶという方法もあります。
以下は、高級楽器を買う場合の手順です。
1 どんな音を出したいか、よく考える。
2 専門家に相談する、もしくは、楽器屋さんを捜す。
できれば、品揃えの良い、管楽器専門店か大手楽器販売店。
3 楽器屋さんで、専門担当者に相談する。
この際、予算とどういった音を出したいといったことを
はっきり伝える。
また、専門家に心当たりがない場合、紹介してもらう
ことが出来るかの可否を問う。
4 値引きがあるか、他にどのようなサービスがあるか聞きましょう。
表示価格よりまけてもらえるのが通常です。
6 近くに楽器屋さんがない場合、インターネットや吹奏楽専門誌で
有名楽器小売店を探し、問い合わせる。その際、上記の事を伝える。
以上のことは、一般的な事柄です。腕に自信のある方は、直接乗り込んで片っ端から吹きまくりましょう。きっと運命的な出会いがあります。
|