ナイメーヘンの巻&東京への巻・・・最終回

11月3日

けっして面倒くさがっている訳ではない。時間がないので一気に書き上げてしまおうなんて、思っている。

さて、演奏旅行の最終公演地ナイメーヘンに来た。この街も決して大きい方ではない。今夜、楽員の泊まるホテルは4カ所に分宿だ。どんなところか簡単に言うと、駅に近い比較的近代的なホテル。ちょっと駅からは、離れているがホールまでは歩いて15分位のまあまあのホテル。

今までのはどちらも大差がない。アントワープ偏でお伝えしそこなったのだが、アントワープのホテルは結構ましなほう、と言うよりよかった。
さて、これから紹介するのはあくまでも聞いた話なので、信憑性は???だが、まず、場所である。市内からはかなりあって、歩いて来るのは無理、(といっても独り歩いてきたヤツもいたが)そして、森の中にある。住宅地と言う話だが、あまり家は見あたらなかったようだ。そのホテル同士は比較的近くに位置している。片方の方はそんなに文句も出ない感じでったらしいが、もう一つのほうは、部屋によって、かなりの差があったということ。
一つの例として、広い一部屋があったとする。ベッドがデ〜ンとある。そして、いきなり部屋の中にバスタブが・・・。普通は、バスルーム位別だったような気がするが、私の思いこみだったか?そんな感じで、分宿説明終了!

皆様、右に見えますのがナイメーヘンのホールその名もコンセルトヘボウです。どうやら、コンセルトヘボウというのは、コンサートホールとかいう意味らしい? ということは? オランダのあちこちにコンセルトヘボウがあるということか? まあよい。実はこのホール、コンマスの木野氏によると結構いい音らしく小沢征爾指揮、斉藤記念オケで彼もここに来たことがあるそうな。なんか、録音もしたらしい。表はまだ改装しているようなところもあったな。

この街に到着したねこたま夫婦は、来るときにこのホールを確認し、ホテルからも近いこともあって、ツアー担当者に、
「私たちは歩いていきますので、探さないで下さい」と、きっぱり。
ほんとはそこまで言ってはいないが、そういうときにはちゃんと届けることになっている。
歩きました。街をめざして。バスで感じたよりも距離はかなりあるように思えた。なぜなら、家の形がみんな同じで、しかも、繋がってるんです。長〜い塀の横を歩いている感じだった。とはいえ、たった20分位しか歩かなかったのだ。いかに、日頃から歩いてないかってことである。

ホールを通り過ぎて、街の中心。商店が並んでいる。いったりきたりしながらお店を見ているだけで時間は経つ。目に留まったものは、ピカチュウとプレイステーションの看板。お〜〜、我が日本のゲーム産業はこんなオランダの地方都市まで浸透しているのか、と感心してしまったのだが、やはりオランダ語でプレーするのだろうな。

とか、なんとか言っているうちにすべての公演終了。

左に見えますのが、打ち上げの風景。
実は、この日の打ち上げは小林マエストロのおごり!!
近くの中華レストランに仕出しを頼み、ホールの楽員用ラウンジ(工事中)で大打ち上げを行った。ほら、楽しそうでしょ。

小林先生に多謝!!

さぁ、明日は日本へ帰るぞ!!
日本への道・・・の前にユトレヒト

11月4日

いよいよ帰国の日である。飛行機は夕刻のフライトだ。
ここからそんなに遠くない、ということで読売旅行社は考えた。途中、どこかで放牧してしまえ。というより、犬のお散歩で鎖を放して、「遊んでおいで!!」って言うヤツに近そう。
そこで、オランダの古都「ユトレヒト」で2時間ばかりの小観光。旅行社としては、オルゴール博物館なんかがオススメだったらしいが、誰もそんなもんには目もくれず散っていったのである。もちろん、そこに行ったひともあったろうが。

でも、その前に餌じゃなくて、ランチです。


この街で、私たちは休憩がてら、ランチを摂った。
ここは、観光名所なのだろうか。ユトレヒトの郊外にあってまぁ、かわいらしい家が並んでいる。そういえば、修学旅行なんかで途中、食事兼観光で信州のつまごいに寄ったが、オランダにも同じ様な場所があるんだなぁ〜なんて、思ったりした。良くあるじゃないですか、団体客専用の食事する街って。 

さて、私たちはまた、みほさんとうろうろ。
平塚君は昨夜からオランダ在住の日本人ホルン奏者のおたくにいって彼女とは、空港で待ち合わせ。なんで、女性陣はお店が好きなんだ? 骨董品の店で銀でできた調味料入れを物色していたが、結局値段の関係でパス。鞄屋さんの前を通りかかって、そういえば、私の愛用のビッグな鞄のオランダ製だったと思い出し、覗いてみた。
お気に入りのメーカーのは、っと。ないなぁ。アムステルダムでも見かけなかったし。店員さんに
「コレトオナジめーかーノ鞄、アリマスカ」
という意味の笑顔を浮かべて、
私は自分の鞄を指さす。すると、
「オーゥ、チョットマッテクダサ〜イ」と言い残し(の様に聞こえた)棚の方へ。
あれ〜、色が違うぞ。でも、同じメーカーだ。ちょっと大きいなと思いつつ、これと同じ様な感じの色はありますか?という意味の動作で訴えるすかさず、店員さん、上の倉庫へ。ありったけ持ってきた中にあった、あった。が、めちゃくちゃでかい。最初に出してきたヤツでもでかいのに〜、と思って店員さんの顔を見たら、期待してそうな表情。
結局色違いの一番小さいサイズ購入。オランダ・ギルダーが足らなくなっていたの
でみほさんにチェンジして貰う。この鞄、日本で使ってみたらでかいのなんのって、しかし、楽譜はきっちり治まる。 

なんてことやってたら、集合時間になり一路スキポール空港へ!!
禁煙ゾーン突入の前に一服しとかなくちゃ。さて、ここからは、妻の専門範囲。なんてったって、スキポールの免税品店は大きくて有名なのだ。私は完全に荷物持ち。
なんとか、おみやげのチーズや、ちょっとしたバッグなんか買ってご満悦の妻。ちょっとお腹がすいたらしく、事務所の出口氏と大場嬢が食べていたお寿司に興味を持つ。そこだけ、喫煙ゾーンということもあって寿司ゲット。うっ!まずい!!日本食に飢えているはずなのに、これはいかん。といいながらも、全部食べる。
ふと、目をあちらの方を見ると、空港内にカジノがあるじゃないですか!!まだ、時間もあるし、小銭も日本にもって帰っても使えないし、一丁やったろう!と言う気分で吸い寄せられるように・・・。が、入り口で蝶ネクタイしたおっちゃんに
「カーゴは置いて、荷物は手でもって入れ」と言われ諦めた。
荷物は結構あった。もしここで入っていたら、今頃はン万長者になっていたかもしれない。
小銭持ってうろうろしてたら、バイオリンの加藤君がおもちゃ売場にいた。彼も小銭で買える物を物色していた。少し寄付。

いよいよ、搭乗時間が迫る。さて、これでオランダともお別れだ。


ここまで、我慢して読んでいただいた皆様に感謝致します。
おしまい。|HOMEに戻る